『デート代は男が出すもの』という意見に対する持論を勝手に述べる
『デート代は男が出すもの』という考え方が古くからある。
昔は、特に食事代などは男性が支払うのが普通だったそうだ。
令和の現代では、この古くからの風習が当たり前ではなくなってきているように感じる。
私の知り合いのカップル曰く、「私たちは基本割り勘だよ。」という。1組だけでなく、他にも何組かそういうカップルが周囲にいる。
その方が気を遣わないしお互い楽だと考えているのと、そもそも付き合い始めた頃から彼氏が奢ることもなかったそうだ。
一方で、男が支払うシーン残っているのは事実だ。
実際、外食をした際など、会計の場面で男性が支払っているケースをよく見る。
ちなみに私自身はどうかというと、こちらのケースだ。
彼女(や女性)と食事に行った際は、ほとんどのケースで自分が支払っている。
どちらが正解・不正解というテーマでは決してない。
しかし、あくまで主観的に、勝手な持論を申し上げるとすると、
『デート代は男が出しておけ』が私の持論だ。
その理由を、今回は解説していく。
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価値観の変化
持論に行く前に、まずは価値観の変化について見ていこうと思う。
男が支払うものという価値観が今や昔ほどではなくなってきたのはなぜだろう?
少し考えた結果、私が思うには二つの背景があるのではなかろうか。
①男性の草食化と ②男女の多様な価値観の広まり だ。
①男性の草食化
①男性の草食化が起こることで、デート代を支払うか・支払わないか以前の問題が起こる。
そもそもデートに行かない人が増えているのである。
上の資料は、リクルートブライダル総研がまとめた資料である。
・恋人がいる
・恋人がいない(異性と付き合ったことがある)
・恋人がいない(異性と付き合ったことがない)
の3パターンの集計をとったデータとなっている。
20代の男性だけで見ると、何と41%もの人が異性と交際経験がないという。
40代まで(男性としての夜の機能がしっかり機能する年代)を含めても、33.4%、
およそ三人に一人以上は交際経験がないから驚きだ。
おじいちゃん世代の人が見ると考えられないデータではないだろうか。
(このような背景になった理由も探っていきたいのだが、今回は割愛。機会があれば次回探りたい。)
②男女の多様な価値観の広まり
②男女の多様な価値観の広まりについては、ポジティブな観点だ。
女性の社会進出を背景に、男性はこうあるべき・女性はこうあるべきなどの固定観念的な考えは、少しずつだが薄くなってきている。
「女性が家事・育児をするもの」という考えが少しずつなくなっているように、「男性がデート代を支払うもの」という小さな価値観も減ってきているのではないだろうか。
この背景は素晴らしい進歩だと思う。
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「男性が支払うべき」と考える理由
背景を見たところで、私がなぜ「男性が支払うべき」と考えるのか。
理由は二つある。
①女性には男の生活費以上にお金がかかっている
女性は、男が考えられないほど色んな部分でお金がかかっている。
美容院・ネイル・化粧品などの消耗品・脱毛 etc.
女性によってまちまちではあるだろうが、我々男性諸君よりは少なくともお金がかかっているだろう。(男も風俗に行くからお金かかるだろうと言った意見はここでは排除しておく)
だから、食事代くらいは男が出して、女性は美容にお金をかけてもらえば良いのである。
②お金の価値観で選択肢を減らさない
二つ目の理由としては、先ほどの価値観の部分と重なる。
男性が支払うべきという考えが薄くなっているものの、やはり付き合う前のデートや付き合い始めの頃は男性側に出して欲しいと感じる女性がいまだに多いのが実態だ。
知り合いの女性で、こんな人がいた。
「付き合う前のデートで一度もお金を出してくれなかったら、私にあまり興味がないのかな?と思ってしまう。」
「ケチな男は顔が良くてもない。」
とのことだ。
男性側としても、こんなことを思われるくらいだったら食事代程度は出しておいた方が賢明ではないか。
奢る・奢られるの価値観のせいで、恋愛の選択肢を減らすのはもったいないことだと思う。
以上の理由から、『デート代は男が出しておけ』が私の持論だ。
ちなみに大前提として、年収が同じか、同等以上という条件を加えておきたい。
年収が女性よりも大幅に少ないのであれば、無理して支払わず割り勘でも全然良いと思う。
無理する恋愛は長続きしないと考えるからだ。
正直、ここまで聞いてどっちでも良いだろという声もあると思う。
どっちでもいいなら『デート代は男が出しておけ』と言いたい。
何よりお金を気にせず支払う男はカッコいいし、結果的に美味しい思いができるし、リターンが大きい気がする。